奄美物語 part5【純情恋愛】

平日はなかなか時間が取れずGW終わってから

奄美物語の更新がかなり欠如しているww

 

他にもいろいろ書きたい事があるのに

これを終わらせるまでは次にいけない…

 

か、必ず完結させる…ぞ…。

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2010年2月

僕はバイトを掛け持ちして先月に続き

今月も奄美に行ける資金を稼ぐ事ができた

 

茨城にいるときもN子とはメールしたり渡した携帯で

電話をしてたり、郵便で小物を送りあったり、手紙を

書いたりして常に連絡を取り合っていて、かなりの

遠距離だったけどお互い寂しさはなかった。

 

でも、その手紙や郵便物はN子に渡される前に

厳格なお父さんのチェックが入っていたのだ…

 

その時は、親父め!邪魔しやがって…って思ってたけど

今思うと未成年の可愛い娘に遠い茨城から何通も手紙や

小物が頻繁に届いてたら怪しむよなwww

 

 

そんな事も知らず2回目の奄美に行き

(今回はちゃんと空港〜名瀬はバスに乗ったw)

N子の住む団地に迎えに行った、すると

N子とN子のお母さんが待っていて…

N子は下を向いてる…

 

僕「こ、こんにちは…」

お母さん「ごめんね、お父さんが呼んでてね」

僕(ホヨ…!?)

 

そして僕はN子の家に通された…

家は中は南国の島の人の家って感じがしてて

(おぉテレビ電話してた場所はここか!)とか

ビビりすぎて変なことばかりが頭をよぎった…

 

お父さんは座ってビールを飲みながら、俺を待っていた

開口一番俺はN子とどうゆう関係なのか聞かれ

年齢と、なんで茨城から来てるんだ?などと

根掘り葉掘り面接のように聞かれた

 

全てちゃんと話したんだけど、お父さんの世代には

ネットで知り合ったなんて【悪】でしかなかった

そして最後に…

「明日、明後日はN子と遊んでもいいが、それを最後にしてN子とはもう関わらないでくれ」

と言われ追い出された。

 

ホテルまでの帰り道をとぼとぼ歩いていると

N子が走って追いかけてきてくれた

 

N子「ごめんね…」

僕「大丈夫、まぁ当然の事だよな」

N子「でも、何言われようとずっと一緒にいたい」

僕「俺も一緒にいたいよ」

N子「気にしないでこれからも変わらずにいよう!」

俺「もちろん、ずっと一緒にいよ」

N子「もうお父さんの言う事は聞かない!」

俺「反抗期突入の瞬間に立ち会えて光栄だなww」

 

なんて、最後は笑話しに変えてその日は別れたんだけど

内心この関係が強制的に終わらされる気がして不安な

気持ちのまま僕はホテルに帰った。

 

 

でも、僕とN子の関係は終わることなく半年が経った

 

2010年5月、この時はすでに奄美には5回も行っていて

2週間後にはまた行く予定を立てていたし、N子とも

なに問題なく仲のいい関係が続いていたのだが

 

 

突然N子との連絡が途絶えた…

 

 

毎日深夜からしていたSkypeもログオフのまま3日

が経過していて、渡していた携帯もずっと電源オフ

1日たりとも連絡が空いたことが無かったから

僕は凄く心配になっていた…

 

するとN子の名前で郵便物が届いた。

開けてみると「ごめんなさい」のメモと

渡していた携帯が入っていた

 

とにかく事情が聞きたかったけど

連絡取りようの無いこの現状に

居ても立っても居られなくなり

 

バイトを休み、その日にN子に会いに行った。

 

 

勢いで飛行機に乗ってしまったものの

会えなかったらどうしよう…

嫌われていたらどうしよう…

などと不安しかなかった。

 

飛行機が奄美空港に着き窓から外を見ると

雨が降っていてiPodからはラルクのfinaleが流れてた…

finale

finale

  • L'Arc~en~Ciel
  • ロック
  • ¥250

 

待ち合わせの約束もしてないし

何処にいるかもわからい

 

でも、その日は金曜だったので僕はN子の

学校帰りを自宅近くの公園で待っていた

 

1時間…2時間…近く待っていただろうか

すると奥から1人でN子が歩いて帰ってきた

N子は僕の姿を見つけた瞬間驚いた顔で走ってきて

なにも言わずに抱きついてきた

 

この時はさすがに泣いた。

 

2人とも落ち着いてから今の現状を僕はN子に聞いた

 

すると、やはりお父さんが自分の事をよく思ってなく

半年前から隠して連絡などを取っていたけど

今月に運悪く携帯で通話してる所を見られて

怒ったお父さんが携帯を送り返してネットも解約

してしまったとの事…

 

そして終いにはこれ以上続けるのであれば来年から

N子が希望していた内地への高校は行かせない

とまで言われてしまったとの事だった。

 

この話を聞いて、もう自分には何もできないと思った。

 

N子は自分との関係を切りたくなかったし

僕もN子の事は離したくなかったが

所詮10代の子供…親に生かされてる身。

 

これ以上続けたらN子にも良くないと感じた

 

N子もそう感じていたのか

僕が「もうこれが最後にしようか」との言葉に

否定も肯定もせずにだだ僕の目を見て泣いていた

 

この瞬間僕たちの関係は終わった。

 

でも、なかなかお互い「さよなら」が言えず

無言のまま2人泣きながら公園で寄り添っていた

 

 

俺も本当にN子が好きで

本当に離したくなくて

本当に別れたくなかった

 

でも、別れなきゃいけない…

きっと今日N子とお別れして

奄美を出たらもう一生会えないだろう

 

そんな事を考えていたら

自然と自分の口から

 

「5年待ってて」

 

と言葉が出た。

 

僕「五年後のN子の誕生日に迎えに来るから」

N子「え?」

僕「そしたら一緒に内地に行って結婚しよう」

N子(声が出せないくらい泣きながら頷く)

僕「必ず迎えに行くから、待ってろよ!」

 

そう言い最後に「じゃあ、またな!」

と頭を撫でて僕は公園を後にして

空港行きのバス停に向かった

 

うしろは振り返らなかった

とゆうか泣きすぎて振り返れなかった…。

 

HEAVEN

HEAVEN

 

 

それがN子と最後に交わした言葉で

それ以来N子とは会っていない。

 

ドラマみたいにハッピーエンドにはなれなかった

けどこれが現実でありノンフィクションなのさ…

 

 

今現在、自分は結婚して子供もいて

家族が1番大事な存在で1番愛してるけど

 

この出来事は死ぬまで一生忘れられない

大事な思い出として心に閉まっている。

 

奄美物語 おわり。

 

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こうして文字に起こすと当時の事を思い出して涙腺が…

でもちゃんと描き終えたぞ!!!!!

 

これでやっとGWの出来事とかの記事がかけるわww

 

でも次は奄美物語番外編です。

本編は恋愛物語だから自分とN子との事しか

書いてなかったけど他にもいろんな事が

起こってたのよww

それを記録として残すために書きますんで

どうぞ暇な人は…。