芸人を目指してた話 part2

 

 

2010年夏

1年振りにタケシとコンビを復活する事になった。

 

お互い高校3年生、普通の学生は来年からの就職準備や

大学入試の勉強を開始している中

 

タケシは部活は引退してぷらぷら…

僕も動画配信を少し休んでぷらぷら…

 

お互い暇を持て余してた事もあって

ハイスクール漫才大会の数ヵ月前からネタ練ったり

公園で小学生相手に練習をしたりしていた

 

 

いろいろと去年までサポートしてくれていた小木津

ザ・エリート高校に通う将来有望な男だった為

今年は来年の大学受験の為に冬眠モード。

 

超頭脳派でレベルの高い仲間を失って

大会には僕とタケシの"ひっかく"しか覚えてない

コラッタ並みの戦力で挑むしか無かった…

 

去年の大会はタケシの部活の都合上1日しか大会に

当てられ無かったけど今年はお互いフリー!!

何処の地区に何回でもエントリーOKとゆうルールを

最大限に生かして、電車である程度行ける距離の

大会には全て出ようとゆう…数打ちゃ当たる作戦ww

を決行する事にした…。

 

 

実力も頭もない僕たちはこれしか無かった。

 

 

 

そして夏休みが始まり大会が全国で開催された

地区大会の次のステージの関東大会に出場するには

30箇所位で行われている関東地区予選大会を

優勝するのが絶対条件で、尚且つ笑いの数とレベルを

吉本の審査員が見極めて選ばれた10組が関東大会に

そして同じように勝ち上がってきた北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州沖縄の

各代表のコンビが決勝をルミネでやるといった

なかなかシビアな大会であった

 

コンビ名は僕達の名前を取った漫才って事でATM

 

初戦は7/13イオンモール上里

エントリー数18組

結果敗退。

 

8/1イオンモール北戸田

エントリー数25組

結果敗退。

 

8/2イオンモール浦和美園

エントリー数35組

結果敗退。

 

3大会とも上位には食い込むものの…

優勝まではあと一歩及ばず。

 

確か毎回違うネタをやって1番受けたネタを関東大会に

持ってくってゆう一丁前な事をやって気がするw

その為毎日、大会が終わっても数時間考えて練習して

帰りは真夜中になってた思い出が

 

8/8イオンモール水戸内原

エントリー数15組

結果優勝。

 

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ここで…1番の近場イオン…(チャリで行ける)

しかも今までの最少エントリー数…

の中…無事に…優勝した。

 

 

でも…

正直くっっっつっっっつっっつつっそ嬉しかったww

 

マジ、エントリー数とか

大会全体のレベルとか

関係ねぇええぇぇ!!

 

優勝した奴が1番偉いwwww

 

 

帰りぎわ数人に同い年くらいのjkに

メアドを聞かれるなど農民の勝者への扱いが厚かった…

 

だが、高校生活ほぼネットに入り浸っていた僕は

この見た目でモジモジしながら苦笑いして退いた…

 

 

優勝のイオン賞の金券は僕とタケシそして

受験勉強中の小木津と3人で分けた。

 

で、とりあえず絶対条件の優勝はしたものの

吉本スタッフにATMを覚えてもらう為と

毎回ネタを変えて出てる組はいなかったし

自分達の振り幅の広さをアピる為にもと

残りの関東大会にも毎回ネタを変えて出場した。

 

8/11イオンモール津田沼

8/12イオンモール土浦

8/13イオンモール銚子

 

そして8/13イオンモール銚子の大会が終わり

2人でご飯を食べている最中に電話が鳴った

 

僕「もしもし?」

○「吉本興業ハイスクール漫才担当の者なんですが」

僕「ふぁい!?」

吉本「ATMさんの電話で間違いないでしょうか?」

僕「ふぁい!!」

吉本「本日付で関東大会の出場が決まりましたん」

僕「ありがとうございます!!」

 

電話なのにめちゃくちゃ頭を下げてた

当日の予定などの話を聞いて電話を降ろした瞬間に

側で聞いていたタケシと握手をした。

 

 

数日後の関東大会までの間はマジで

1番ウケたネタを練りに練りまくって練習しまくった

 

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そして…

2010.8.15 関東大会 イオンレイクタウン

 

 

続く。