芸人を目指してた話 part3

 

 

2010年8月15日関東大会当日

ここで優勝すればルミネで行われる決勝大会に駒を

進めることが出来るし、そうなれば自動的に吉本の

養成所のNSCに特待生として入る事もできる。

 

あと今回は特番組まれて漫才がダイジェストで流れる

って情報も耳にしたので、楽しみだったり不安だったり

いろんな感情が入り混じる中、僕はタケシと向かった

 

 

茨城のかっぺ高校生2人はレイクタウンの大きさを見て

 

震えた…。

(ジャージの奴いなくね??)

(クロックスの奴いなくね??)

(族車停まってなくね??)

(山の匂いしなくね??)

 

 

その前に広すぎて大会場所わからんしww

なんで森と風の名所で建物2つ別れてるわけ??

 

緊張のせいか2人で数回あったうんこイベを

クリヤしてやっとの思いで大会場所に到着した…

場所3階まで吹き抜けの大きなスペースで

椅子も100以上は並んでいた…。

 

出場する高校生の集合時間までそこで待っていると

同じ大会に出たコンビだったり

予選大会を見に来てくれてたJKとかが

声をかけてくれたり、手紙などを渡してくれて

完全に鼻の下伸ばしきりながら受け取った。

 

 

続々と出場者が集まってきてスタッフに裏の楽屋に

案内され今大会の説明を受けて最後に

「では、1時間が開始となります」

の言葉を残して出て行った。

 

 

誰一人として私語をしないで

黙々と自分たちで考えてきたネタの確認を

壁に向かってやっていた

 

1時間後再びスタッフが来て会場裏に誘導され

ついに関東大会が開始された。

 

ダイノジがMCを務めて最初に会場を

温めている最中にチラッと裏から客席をのぞいたら…

 

上から下までドチャクソ超満員だった。。

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(当時の写真なので低画質なのは勘弁)

 

MCが終わっていよいよ出番…

 

 

1組目…

 

シーンと静まり返っている

 

 

2組目…

 

シーンと静まり返っている

 

 

3組目…

 

シーンと静まり返っている

 

 

僕(今回の観客めっちゃ冷てぇえぇえwww)

 

 

5組くらいまでは全く笑い声が上がらなかったけど

後半になると徐々に笑い声は上がってたが

今回の大会の中で1番反応が冷たい会場だった。

 

 

僕たちは8組目で震えながら出番を待っていた

 

 

6組目…

 

やや受け…。

 

 

7組目…

 

やや受け…。

 

 

8組目…

 

やや受け…。

 

 

 

そうwwwwwwww

やや受けだったのであるwww

 

高校生活最後の夏に全力を注いだ漫才

最後は〝やや受け〟で幕を閉じた。

 

もちろん結果は敗退。

優勝はトリで1番ウケてた  戦国シャンパン  

ってゆう男女のコンビがもっていった

 

 

そして最後の記念撮影

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1番左でふてくされている2人が僕たちであるww

 

 

そして今大会の帰り道2人で

「もう、芸人になろーぜ!!」

って悔し紛れに冗談言いながら帰った。

 

 

 

そして、半年後高校卒業して

2人でお笑いの専門学校に入ったのである。

 

この時のタケシの卒業アルバムには

芸人になるって作文が書いてあり

その時の写真がこちら

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その専門学校で1年くらい2人でやっていたんだけど

まぁいろいろあって解散しちゃいました。

 

元相方は今ではケイダッシュステージってゆう事務所で

どんぐりたけし   としプロの芸人として活躍してる。

 

最近では、おはスタのレギュラーだったり

吉沢亮がイチオシの芸人として推薦して

バラエティで共演してたりとかなりキテル

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どんぐりたけし

twitter @c_tkc

 

 

そんな感じで10代後半に本気で漫才に打ち込んだのだ

 

解散の理由はいろいろありすぎて書けないけど

喧嘩別れじゃなくて今でも同窓会では仲良く飲むし

1ファンとして応援してるし、友だちが大きな舞台で

活躍してるのを見るとこっちもいい刺激をもらえる

 

 

まぁこれが僕が芸人を目指していた時期の全容です。